お知らせ

紹興酒企画展が無事終了いたしました。

お陰様で、初の紹興酒企画展「千年の古都 千年の美酒」が18日に無事終了いたしました。

◎開会式以外に、講演会などもYouTubeでご覧いただけます。よろしかったらぜひご視聴くださいませ。
https://www.youtube.com/channel/UCykEZsI5y4Ic01gIChmgOnw

◎中国文化センターのホームページでも企画展のことが紹介されています。

「紹興酒」に関する企画展が開幕

◎当事務所の所長による挨拶は次の通りになります。

皆さん、こんにちは。古越龍山東京事務所の所長をしている夏良根と申します。古越龍山は紹興酒の最大手として昨年末に世界に先駆けて東京事務所を開設しました。日本でも親しまれている紹興酒の正しい知識を発信し、より美味しく楽しんでいただくためにさまざまな取り組みを行っております。今回は8日から東京虎ノ門にある中国文化センターで日本初の企画展「千年の古都、千年の美酒」を開催し、紹興酒の歴史や産地の環境、製造方法など、本場の紹興酒の魅力をご紹介しています。

18日までの期間中に東京大学名誉教授、魯迅研究第一人者藤井省三先生による「魯迅と紹興酒」の講演や桜美林大学特任教授王敏先生による「周恩来と日本」の講演が行われるほか、ザ・キャピトルホテル東急の中国料理長山橋孝之(たかゆき)さんに「紹興酒と中国料理」をテーマに講演をいただいたり、日本ソムリエ協会副会長君嶋哲至(さとし)さんや料理研究家林幸子(ゆきこ)、中国飯店三田店オーナーシェフソムリエの中条忠義(なかじょうただよし)さんに「一家一本紹興酒のすすめ」をテーマにしたパネルディスカッションも予定されています。

約30年前に日本の天皇陛下が初訪中した際に訪問団に記念品として贈答された紹興酒の実物や魯迅ゆかりのものなども展示されています。もしよろしかったらぜひお越しいただければと思います。コロナ禍が長引く中、より多くの方に見ていただくために、ユーチューブなどの動画サイトでも配信を行っています。「古越龍山紹興酒」で検索してみてください。

中国を代表する紹興酒の歴史がとても長く、起源は約4000年前の夏王朝だと考えられています。誕生の地である紹興市は歴史と文化の町で、臥薪嘗胆の越王勾践や書道家の王羲之、そして近代の首代首相周恩来や文豪魯迅は日本でもよく知られています。実は今年ちょうど紹興市が東アジア文化都市に選ばれています。ここは稲作文明の発祥地と言われ、数千年にわたって酒造りの技術が脈々と受け継がれてきました。2019年には紹興市が「中国黄酒之都」との称号を与えられまして、いま市が「世界美酒産地」づくりに取り組んでいます。

これから日本で紹興酒ソムリエみたいなプロを養成する資格認定制度を作るとともに、消費者の啓もう活動に取り組んでいきたいと思っています。コロナが収束したら試飲会を開催したり、紹興現地視察ツアーを企画したり、日本酒やワインのイベントにも積極的に参加して交流を深めていきたいと思っています。

私は有機農業、微生物農法を広めようと、故郷の紹興でお米作りを始め、そして酒業界と縁ができました。日本の先進的な理念や技術を学び、紹興酒を極めて、そして味のよくわかる日本の皆様に楽しんでいただこうと思っています。産地と日本の消費者をつなげるパイプ役を務めていきたいと思います。

紹興が位置する江南地方は、日本と気候風土が非常に似ています。また紹興の隣の町寧波から黒潮という海のルートを通じて、大昔から日本と交流があったと思われます。これからも酒などを通じて日本との交流がますます盛んになれればと期待しています。どうぞこれからもよろしくお願いします。

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