紹興酒の分類

■元紅酒(ゲンコウシュ)
最もオーソドックスな製法で造られる辛口の紹興酒。朱紅色に塗った甕に詰められていたことから、その名で呼ばれるようになりました。

■加飯酒(カハンシュ)
基本的な製法は元紅酒と同じですが、仕込み時にモチ米と麦麹を増やして造ります。普段飲まれている紹興酒のほとんどはこの加飯酒です。

■善醸酒(ゼンジョウシュ)
仕込み水の代わりに、元紅酒を使って醸造した紹興酒です。直糖分とエキス分が多く、濃厚な味わいと豊かな香りが特徴です。

■香雪酒(コウセツシュ)
長年熟成した粕取焼酒の「糟焼(ツァオシャオ)」を水の代わりに使って造られます。上品な香りがして、最も甘口の紹興酒になります。

■花彫酒(ハナホリシュ)
女児の誕生に合わせて醸造し、嫁入りする際に美しく彫刻された甕で振舞ったり、嫁入り道具として持たせたりした旧習からきたもので、現在では、長年熟成させた高品質の加飯酒の代名詞となっています。

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